定年後の事業(生きがい起業)   (松田 誠一氏)

2007年4月28日 事業シーズ交換会 第2回
司会者 講演者紹介
 それではトリで松田誠一さんよろしくお願いします。
定年後の事業(生きがい起業) 松田誠一氏
(自己紹介)
 トリの松田誠一です。これが終わると後は飲み会ということでよろしくお付き合い願います。
 この中でまだ働いておられる方、何人くらいおられますか。3人ですか、その3人の方、を中心に集中的にやらさせていただきます。
 企業は右肩上がりということなんですけれども、私たちの体はどんどん年をとるに従って気力も体力も落ちてくる。想いだけは死ぬまで持ち続けて高く、高くしていくんじゃないかなぁとこういう風に思っております。
 今日お話しするのは生甲斐起業ということで私のことを話させていただきます。
 
(有限責任事業組合夢現塾の立ち上げ)
 実は今週、有限責任事業組合(LLP)夢限塾というのを立ち上げました。
 これは振り返ると、仲間がポイントだったなぁと思います。
 どんな仲間かというと、コンサルタントだとかコーチだとかファイナンシャルプランナー、アドバイザーで、コミュニケーション、キャリアデザイン、ビジネスマナーだとかマネージメントだとか、健康・生甲斐だとかこういうことができる仲間です。
 この仲間は同じ教科書を使って同じ話をして、同じ価値観を共有するという仲間なんです。
 そして特長は、こういうコンサルタントなんかをやっているので、互いの個別性を尊重できるということなんですね。
 人の言ったことを否定するなんてことはしないんですね。
 一人一人の想いをお互いに明確にしながら、話を進めます。
 組織の形態は有限責任事業組合というのが一番いいだろうと思いました。
 
(わくわく工房の立ち上げ)
 私は今年1月に個人のわくわく工房というのを開業しました。
 どんな経緯か振り返ってみますと、退職してからキャリアデベロップメントアドバイザー(CDA)の資格取得、そして、その年にCBS(CBしながわ)というコミュニティ・ビジネス起業中間支援機関が立ち上がっています。
 その前にコーチングの勉強というのを2001年からしていました。そういうところもつながっていくんですね。
 今からさかのぼること10年前に健康・生きがい開発財団で、アドバイザーの養成講座というのを受けました。その時「10年後には私はアンハッピーなリタイアメント生活を送るだろう」という懸念を感じました。
 カミさんが逃げていくのがまざまざとイメージできまして、それから何かをやっていかなければということで、カミさんと家庭との修復をしながら2年前にうまく早期退職できるに至りました。
 そしてこの3月やっと還暦です。いろいろあったんですが還暦60歳には既に次に向かって立ち上がっており、60才を通過点にできて本当に良かったと思います。
 定年後の事業(生きがい起業) 松田誠一氏
(団塊世代の研究 これからのコミュニティビジネスのイメージ)
 2年前から団塊の世代を研究させていただいて、今年中央区で「健康・生きがい」相談の起業・NPO立上げ担当を担当させていただくことになりました。
 また、CBしながわの流れでは自主企画講座をやるのですが、この講座を品川区が後援してくれるということで、広く広報やら集会所やらにチラシを置けるようになりました。
 ここまでが現在なんですけれども、これからどう展開していくかを考えています。
 行政のほうは明るくさわやかな品川を作ろうなんていうことで動いていきます。
 そこで、地域の人々がビジネスというのは多少ギャップを感じるそうなので、「生きがい起業」とか、「生活起業」というイメージで街のあちこちにお店ができ、花盛りになっているといいなという夢を持っています。
 私はその中で「その人らしさ」の専門性や得意技を確立、ならびにコミュニティーの関わりのコンシェルジュなんていうのを担っていきたいなぁと思いながら「コミュニティーカレッジ」を作っていきたいと思っています。
 その前提で「インターネットのカレッジ」というのを作っていきたいと、それから、こういう講座制作講座を作っていきたいと思っており、さらに、講師を養成する講座を作ろうと考えているんですね。
 そこで、今年、私は「せたがやeカレッジ」というところで試験的に自分の講座の作り方や工夫の仕方などを試しているところです。
 また、夢現塾のほうは、セカンドライフセミナーを企業とか行政のほうから委嘱を受けて5月の末あるいは9月にやることが決まっています。
 これらは仲間の引きからくるんですね。そんなことでこれから夢現塾でやることは、まず販路を拡大する。いろんなところ企業とかですね営業をしていきたいと考えております。
 またせたがやeカレッジのノウハウを活かしコンテンツを開拓したいと考えております。コンテンツ開発についてはメンバーの頭が揃っていますので大体のことは解決がつきます。
 私自身の面白みとするところはどうやら「講座をやっている」ことらしいと感じております。
 
定年後の事業(生きがい起業) 松田誠一氏
(退職後は食べたい物を食べてみる)
 私の退職後なんですが、
 まず食べたいものを食べてみる、自分が興味をそそられたものは躊躇せずやってみる。
 それから、おいしく食べてみる、いやいややるんじゃなくて、それを自分の身になるということで楽しくやる。
 三つめに、出されたものは全部食べる、この2年間は特に「まっちゃんやってよ」ということは全部やってきましたが、企業のときのように完璧にやろうなんて思っていません。7割か8割で丁度いいんですね。
 この三つが私のモットーです。
 振り返ってみたらこんなものができていたんですねということでした。
 
 

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