団塊世代の使命を考える
年配世代と若い世代の橋渡し役としての団塊世代
敗戦を経て生れた民主主義社会の中で育った団塊世代は、一方で戦後日本社会が置き去りにしてきた日本の良き伝統・文化をまだ体内のDNAにかろうじて保持している世代でもあります。
改めて今、日本の伝統・文化を先輩世代から継承し、後輩世代へと引き継いでいくことは、民主主義社会の申し子団塊世代の使命ではないでしょうか。
そして少子高齢化社会の中で、やがては自らもお世話になる介護の分野でも、新しいシステムを構築するという使命が団塊世代に課せられているのではないでしょうか。
同様に、伝統の継承や介護の分野のみならず、ニート対策など若い世代の教育や福祉・環境問題など、真の意味での第三セクター(行政と企業の協同事業ではなく、市民自らが問題意識を持って行動する市民セクター)の分野で、団塊の世代がその有する力を発揮すれば、日本の未来は新しい展望が開けてまいります。
世代間の連携
NPO法人『団塊のノーブレス・オブリージュ』は、団塊の世代以外の世代とも積極的かつ密接な連携を保ち、世代間の連携により事業を推進してまいります。
世代間の連携は、社会の幅広い構成員が参加する健全でバランス力のある“コミュニティの復活”には欠かせない必須の要件と位置付けるからです。
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